非実在青少年

字面をみたら、なんじゃそりゃ、だが。　東京都の児童ポルノを規制したくて
作ろうとしている条例のあれである。

こんなのができたら、ほとんどの作品が　×になり
一体どうするつもりなんだよ、石原慎太郎　という感じである。

私は石原慎太郎は嫌いなので、氏の著作など読む気もしないのだが
彼の作品ですら引っかかるという話も見かけた。

仮にも作家がこんな条例を通すのはおかしいよと思う今日この頃。

日本は最近、子供から有害なものを隠す、なくす、取り除く
ことばかりやってるけれど
本当に必要なのは、自分で選ばせる教育だと私は思う。
汚いものから遠ざけ、怖いものから遠ざけ、難しいことをなくす。

それで育った子供が、いざ目の前に汚いものがでてきたり、怖いものがでてきたり
難しいことに立ち向かったときに　何の判断力も　体力も　気力も
なくて　どうやって生き残るというのだ

というのが私の意見。

こんなものがある。と見せ、自分で選び取る力をつけさせる
自分で判断できるような人間に育てる。
それが本当に必要なことではないんだろうか。


闇の部分を知ってこそ、光がなお光るのではないんだろうか。
今の大人（もう私たちというべきなんだろうけれども）は
子供を弱く、弱くしてしまっている気がして仕方がない。
これでは　今の子供たちは　どうやって生き抜いていくんだろう。

今よりも　もっともっと　悪い時代になっていくかもしれないのに