樫本大進＆コンスタンチン・リフシッツ

ショスタコーヴィチ：ピアノ・ソナタ 第2番 op.61
ショスタコーヴィチ：ヴァイオリン・ソナタ op.134
ベートーヴェン：ヴァイオリン・ソナタ 第9番「クロイツェル」

樫本大進＆コンスタンチン・リフシッツのリサイタルにいってまいりました。
朝早くから美容院で縮毛矯正なんてしてたもので
大変疲れていた私。

難解なショスタコーヴィチに完全にやられ、ピアノソナタは夢の中で
聴きました。　だって難解なんだもん。
やっぱり作曲家によって「これはなあ」と思う曲があったりしますが
この人の曲もあまり頭にのこりません。　難しすぎるのです。

しかし！

樫本くんは、本当に、完璧に天才、というかすごいヴァイオリニストです！
もうほんとにすごい。　すばらしい。
なんだろな。こう、理想の音に近い！　私のだけど。
力強く、朗々として、しかもやわらかく、美しく、哀しい。
唸ります。

今日はなんとショスタコーヴィチのヴァイオリンソナタの第２楽章で
ヴァイオリンの弦が切れてしまいまして（それだけ力強い演奏だったんだろうが）
もちろん演奏を中断し、　苦笑いしながら戻ってきたのもえらく可愛く（苦笑）て
よかったですよ。ふふ。

ピアノのリフシッツもはじめて聴きましたが、すごい柔らかい音を出す人です。
鍵盤が布なんじゃないかというくらいの、滑らかな指。
あれをみてるとピアノがふにゃふにゃなんじゃないかと思わせます。
日本語もちょっとうまい。　（アンコールで曲目を言っていた。日本語で）


やっぱり今回の見物は「クロイツェル」
第一楽章が素敵ですよねv
もう　うっとり〜〜〜　でした。

今、日本の演奏家のなかで一番好きかもしれません、樫本くんは！

矢部さんも好きだけど、矢部さんはどっちかというと「がんばれ（＞＜）」という
応援している感じがあるので（苦笑）

ふわーほえーと聞き惚れてしまうのは樫本くんです。今は。
ぜひ、機会があれば　生で聴きにいってみてください。