逃亡したい
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yom yom (ヨムヨム) 2009年 10月号 [雑誌] 新潮社 2009-09-26 売り上げランキング : おすすめ平均 Amazonで詳しく見る by G-Tools |
ため息。 ようやくの新作。
今回は傾き始めた柳のお話。
見知った登場人物はでてきません。
しかし。これは小野さんの 今の日本への問いかけではないでしょうか。
今日本は司法の転換期を迎えています。
人が人を裁くこと。 死刑のこと。 冤罪のこと。
これは柳ではなく、私たちへのメッセージでもあるのではないでしょうか。
十二国記の世界には独特の”王政”が布かれている。けれども考えることは
私たちの世界でも同じことです。
読んでいて、「太陽を曳く馬」の上巻と同じ感じをうけたのが印象的でした。
こちらの意思が通じない(言語が違うとかそういう類ではない。なんていっていいのかな。
言ってもわからない。そういうこと)人間への裁きとはなんなのか。 とか。
いろいろと重くのしかかる問題を突きつけられた感じがしました。
十二国記という世界だけで考えると 柳はかならず傾く。(そういう世界の仕組みだから)
立憲君主制というのもとれるような世界の仕組みではない。(どうしても銀河英雄伝説と比べてしまうんだけれども)
さて、行き着く先はどこになるんだろうか という興味もある。
がしかし。
しかしですよ、小野主上。
私たち古くからのファンの願いは唯一つ!
「はやく泰麒と驍宗様を何とかしてあげてください!」
おねがいしますよ(涙)
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